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12/11/26 (月)

『ある日ある時』震災 22

震災画像82  地震、雷、火事、親父改めおかぁ、どれも怖くて大変だが、被害の及ぶ範囲は限りなく限定される。

 それに比べて津波(水)及ぶ範囲の物の被害に差別が無い。

 耐震、耐火、絶縁体、男女、まったく差別が無い、意味が無い、一様に被害が及んでしまう。

 小学校、消防署、分け隔て無く、思うがままに襲い来る。
震災画像83  広域な情報はラジオ、新聞から、身近な情報は口コミで飛ぶかうようになってきたのもこの頃だった。

 「食料品とわかる袋を下げて歩いていたら、後ろから刺されて奪われたらしい」

 「夜中に車のガソリンを抜かれてしまった」

 「海上から集団で人が歩いて来た」

 「避難所から家の様子を見に行ったら外人が物色していた」

 「家にあったテレビがいつの間にか無くなっていた」
震災画像84  「A スタンドでは、10ℓ までなら給油してくれる」

 「B スタンドは満タンに給油してくれるらしい」

 「C スタンドは、緊急車両以外給油しないそうだ」
震災画像85  「A スーパーでは販売制限が無くなったらしい」

 「B 地区は電気が来たらしい」

 「A 社の携帯は、a 地点なら電波が届いてるらしい。B 社の携帯なら、どこどこ。C しゃはどこどこ。」

 写真記録も大事だが、電波の届く範囲を探すのも、大事な用事になってきた。
2016.08.05
※ 少し前、福島で住民が戻り始めた場所で、夜間通行止めになった道路の話を耳にした。

 この種の通行止めは石巻が割合い早期だったように思う。

 一ヶ月半頃の五月には耳にしていた。

 海岸線と平行に走る道路、パトカー、救急車。

 通報者、通報者家族を現場に残して、空で戻る日々が3月終り頃からはじまり、多い時は一晩に、5、6回も・・・。

 さすがに、夜間は通行止めにしたらしい。

 場所が違うとは言え、事象が五年経っても続いてることに驚いた。

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