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11/05/25 (水)

『ある日ある時』震災 13

震災画像35  会館まで、もう少し、途中二カ所コンビニが有ったのだが、すでに口にできる物、これから必要になる物は残っていなかった。

 三カ所目、諦め半分で中に入った。辛うじてタバコ、カップ麺、缶コーヒー、缶ジュース、当面、飢えを凌げそうなものと、なんと言ってもタバコを手にできたのは、後々まで有り難かった。
震災画像36  コンビニ店の規模によって、容易に在庫金額を確定できるらしい。後日、県の方から補償されるはずだ。県の補償までは、定かで無かったが、災害などの事態に、できるだけ店を開けて対処してもらう協定は、行われていたように記憶していた。

 ラジオ放送でも、県知事がコンビニを開放するよう要請を出したことを知っていた。三カ所とも、当然そうだったが、入口ドア、ウィンドーなど破いて侵入した形跡は全くなかったし、三カ所目などは、小さい男の子がお金を払おうとしていたのだが、先に来ていた人の話では、店の人が居て自由に持って行って構わない。それから、しばし店に居てから帰ったらしかった。
震災画像37  なにせ徒歩、持てる量が限られているが、たとえ僅かでも、その後、どれほど助かったことか。再開したなら必ずお礼に伺うし、県が補償する?いずれにしても、幾ばくかの金額は渡したい。

 同じコンビニでも、対応はさまざまだった。ラジオ放送を聴けなかったのか、県の要請をラジオ放送で聴いても従う気など無かったのか。厳重に戸締まりし開ける気配もないコンビニもあった。今思えば、放送を聴いた聴かなかったではない。事前に県との取り決め通達があったはずだ。無視したコンビニは守銭奴経営者か、良く解釈して開けられない事情があったのかも知れない。
震災画像38  それとは別に、後日談、状況が状況で、仕方がない面が有ったにしても、ATM 破壊は、これは明らかに犯罪です!!決して赦されるものではない。

 コンビニによっては、ATM を破壊されて、中にあった現金を持ち去られた店もあったらしい。善意で店を開放した結果の出来事で、余りにも善意を踏みにじる行為。救いは、中の現金被害はコンビニ経営者の直接被害ではないだろうことかも知れない。
 ※ ありとあらゆる事態が、石器時代に戻ったような事態では、自転車、手押し車、特に、自転車、これほどの文明の利器があったのかと改めて関心させられた。災害時の必需品として自転車はお勧めです。

 ※ それと手回しポンプ、これはすべてのスタンドで常備して置くべきかと思います。それ以外、地下のタンクから汲み上げる方法はないようです。自家発電があるなら不要です。そろそろ1年8ヶ月、未だに通電していない地区があるようです。

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