対話ー種々雑多

ただのおしゃべり、暇つぶし・・・(^^;)

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2021/3/1 Mon 17:47

082 法難 其の十一

SARA  「佐渡に、行く前に・・・、」

WAN   「なんだ?」

SARA  「屍が、橋になってるって、ちょっと・・・」

     臥ふせる屍(しかばね)を観(ものみ)と為し並べる尸(かばね)を橋と作(な)す

SARA  「オーバー過ぎではないでしょうか・・・?」

HASHI 「いえ !! 控えめです。」

SARA  「どこがぁ・・・ですぅぅ・・・?」

HASHI 「すべての災厄を、控えめに、記述しています。」

SARA  「そんな風に、見えませんけどぉぉ・・・?」

    「屍(死骨)を踏み台にして、尸(かばね)が、橋に見える・・・だょょょーーー?」

HASHI 「504 ÷ 42 = 12

WAN   「なっ、なんだ !? 藪から棒に・・・なんなんだ !? 」

HASHI 「釈尊の教えが、効力を失ってから、二百年余りすぎた・・・、」

    「承久元年から、文永元年。42 年間に起きた・・・災禍」

    「夏に雪、冬に台風、暗雲、日照りなどなど 180 回。地震 104 回。大風雨 78 回。洪水 19 回・・・、」

    「旱颰(ひでり) 5回。飢饉 7 回。疫病(はやり病) 16 回。騒乱(内戦、騒乱) 36 回。」

    「当然ですが、被害、死者が出ていない、災禍などは、すべて、除外されています。」

    「死者が少ない、疫病、感染症(はやり病)など、除外されています。」

    「この数字は、鎌倉だけの、数字になります。」

    「他所は推して知るべし、京の御所が、全崩壊したなどの記述があります。」

WAN   「どう言う事だ !?

    「42 年間 !! 月に一度以上は、、何らかの災禍に、襲われ続け、死者が出ていた、時代だったと言う事か !? 」

HASHI 「そうなります。」

    「騒乱、疫病、飢饉、地震の後の、累々たる屍に、蠅が群がり、山のようになった。」

    「流れる血は、小川になったと、認めた書物もあります。」

    「一歩鎌倉を出れば、地獄絵図に出てくるような、髪は残バラ、目は異様、胸は肋が剥き出し、腹だけ異様に膨れ・・・、」

    「人骨をしゃぶって居る・・・。」

    「至る所で、目にするとも、書いてあります。」

    立正安国論の記述は、控えめです。」

WAN   「オィ!?大丈夫か !? 真っ青だぞ !? 」

SARA  「それなら、ど、どうして、斬首されそうになったんですかぁ・・・?」

HASHI 対告衆(安国論の受け手)の大半、特に、幕府要人は、すべて、極楽寺良観、念仏阿然など、極悪人の縁戚、血筋になっていました。」

WAN   「極悪人坊主どもには、邪を捨て、正法に就け !! 」

    「打ち続く、災厄は、すべて幕府要人が、正法から離れ、民を、国を地獄に堕とす、邪悪の徒に成り下がっている・・・、」

HASHI 「そう、諫暁されているからです。」

    「当時も、今も、権力の座に就いた者なら、表沙汰に出来て権力を振えた・・・。」

    「いまは、さすがに、法律の範囲を超えて、表向き、越権行使は出来ないだけの、差です・・・。」

SARA  「ところで、立正安国論は大聖人が直接、届けたんですか・・・?」

HASHI 「後々の時代も、そうだったように、直接、渡すようなことは、しなかったようです。」

    「名前は、既に、出ていましたが、宿屋入道殿・・・。」

    「後の寺社奉行のような、隠居したとは言え、要職に就いていたようです・・・。」

WAN   「豪壮な極楽寺、建長寺、鶴岡八幡宮・・・、」

    「極楽寺などは、人々に、浄土にさえ、これ程の伽藍は、無いだろう・・・、」

    「そう、言わしめていた程の、煌びやか、だったようだ。」

HASHI 「それらと、比べて、大聖人の草庵・・・、」

    「物事を見極める事が出来る、慧眼を持って、この世に、生を受けた人は、違います。」

    「立正安国論の要約を知った、宿屋入道殿は、自ら願い出て・・・、」

    「渡すだけでなく、執権、良観などの前で、安国論読み上げを、かって出たようです・・・。」

    「視点を変えます・・・、」

    「立宗宣言して、770 年余り、日本の国だけに、起きる災いは、徐々に、激減しました・・・、」

    「しかし、SGI の法華経が、世界中に広まった、昨今。」

    「大六天の魔王の手下だけで、災厄を起こすのに、充分だった時代は、終った・・・、」

    「つまり、手下では、太刀打ちできない、時代に入って、数十年・・・、」

    「大六天の魔王、自身が出て来て、災厄を起こす・・・、」

WAN   「確かに、そのような状況に、なったようだ・・・、」

    「ありとあらゆる、災厄を振り蒔き・・・、」

    「人間の悲哀、苦悩を法味に、己の力を増す・・・、」

    「より、強大になるには〝地球規模の災厄同時進行〟・・・、」

    「これまでのように、のほほんと、朝晩の勤行唱題をサボって、何事も降りかからない、安易な時代は終った。」

    「次回も、佐渡流罪に行く前に、もう少し、掘り下げてみよう。」

HASHI/SARA 了解 !!

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